6月27日（火）に「平成29年度日常生活自立支援事業　生活支援員研修会（県南会場）」を開催しました（参加者：67名）。

　日常生活自立支援事業を推進するうえで、「生活支援員」は欠かせない存在です。

　本事業は、契約などの判断能力に不安がある方を対象に、福祉サービスの利用手続きや、金銭管理のお手伝いをする制度ですが、生活支援員は、利用者と接する機会も多く、生活状況や援助した内容等を専門員に報告し、“つなぐ”という役割を担っています。

　今回の研修は、6月6日の県北会場同様、生活支援員が常に利用者の立場に立って、利用者の意思を尊重することを理解し、やりがいを持って今後も活動していただくことを目的に開催しました。

　午前は、県社協から生活支援員の心構えや支援の視点等について説明を行ない、参加者同士で活動上の困っていることや嬉しかったことについて情報共有しました。

　午後は、玉野市民生委員児童委員協議会の池田美知子会長より、認知症に関する絵本の読み聞かせをまじえながら「認知症高齢者への理解と地域生活支援」について、また救護施設 浦安荘の岸本信義施設長より「精神障害の理解と支援のポイント」についてお話いただきました。

　参加者からは、「改めて自分自身の活動を考えることができた」「精神障害のいろいろな症状について知ることができた」などご意見をいただきました。

　今後も本事業のサービスの質の向上につながる研修を企画していきます！